UQ WiMAXの契約数が累計200万件突破
UQコミュニケーションズは2月27日、同社が提供する「UQ WiMAX」サービスの累計契約数が、26日付けで200万件を突破したことを明らかにした。UQ WiMAXサービスは2009年7月に商用サービスを開始し、2011年6月に累計100万契約突破、その後、約8カ月で累計200万契約を達成した。
UQ WiMAXでは全国の実人口カバーは2012年1月に1億人を超えた。また上りの最大通信速度も10Mbpsから15.4Mbpsに向上し、長時間稼働する端末を増やすほか、地下鉄や地下街など、屋内にもサービスを広げている。さらに仮想移動体通信事業者(MVNO)に回線を貸すなどして多様なサービスができる環境も用意しており、契約数の順調な増加はこれらの施策が奏功したことを示したものと言える。
一方で、通信速度が一部施設内で下り最大75Mbps(屋外では37Mbps)という、NTTドコモのLTE方式による高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」も好調に推移。2012年1月時点で累計数は140万件超と、急速に追い上げている。さらに2012年2月にはソフトバンクモバイルも下り最大110MbpsというAXGP方式の「SoftBank 4G」を、3月にはイー・アクセス(イー・モバイル)もLTE方式の「EMOBILE LTE」を投入する。今後もUQ WiMAXが安定した伸びを維持できるかどうかが注目される。